【2021年2月】福岡県:飯塚市 旧伊藤伝右衛門

旧伊藤伝右衛門邸は、大正から昭和にかけて筑豊の炭鉱王伊藤伝衛門と、朝ドラ「花子とアン」でおなじみの歌人柳原白蓮が暮らした邸宅です。

20を超える部屋がある贅沢な邸宅で、伝右衛門が白蓮のために西洋風に仕上げたダイニングや畳を敷き詰めた長い廊下等、当時の裕福なお二人の暮らしがしのばれます。

年の差25歳のお二人の生活は、結局10年程で白蓮の駆け落ちによって終わりとなりましたが、ここにくると、白蓮に対する伝右衛門の心遣いを感じて、残念というか複雑な気持ちになります・・。

 

建物の裏手には美しい日本庭園がありこちらも人気ですで、散歩されている方も多くいます。

 

庭園への途中に蔵がありますが、その屋根にぜひご注目下さい!

屋根から二本少し突き出た部分に伊藤家の証が!庶民はこういうの見ると溜息がでますねえ。

 

3月21日(日)まで「いにしえの優雅な物語」と題して、邸宅内にはお雛様がところ狭しと並べられ、豪華な邸宅に花を添えています。